真っ赤なリボン 図書館ラッピング 真庭 ガラスには親子がXマスの絵

プレゼントさながらにラッピングされた中央図書館

 図書館は言葉の贈り物―。真庭市立中央図書館(同市勝山)の外観が、真っ赤なリボンの装飾と愛らしいイラストで彩られている。建物全体が“ラッピングされたプレゼント”に様変わりし、クリスマスの25日まで住民や来館者を楽しませる。

 正面玄関脇の棟に十字を描く形で縦18メートル、横7メートル、側面12メートルにわたって赤い布で飾り付け。縫製は同所でアパレル製造の「manifacture(マニファクチャー)」を展開する妹尾修一さん(39)がボランティアで行った。

 正面と西側のガラス面には幼児から中学生までの親子約40人によるイラストがお目見え。同所のイラストレーター・wakico(ワキコ).さんの指導で、赤と白の専用ポスターカラーを使い、星やサンタ、トナカイ、勝山の町並みなどを描いている。

 市立全7図書館では12月3~25日を「ことばはおくりもの月間」とし、本や物語に触れ合う多彩な催しを展開中。中央図書館の“ラッピング”もイベントの一つで、西川正館長は「図書館はさまざまな使い方や表現ができる場所。言葉との出合いを楽しみに訪れてほしい」と話している。

 期間中、7館の利用者・新規利用者ともに缶バッジがもらえるお友だち紹介キャンペーンも行っている。

正面のガラス面には愛らしい子どもらのイラストが描かれている
正面のガラス部分に星などのイラストを描く子どもたち=3日

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