<全国中学駅伝> 長崎県代表の西諫早・男子22位、女子33位 男子2区の百田が区間賞

女子第1中継所、西諫早の1区森若からたすきを受けて走り出す2区宮本(写真左)、区間賞の好走で勢いをつけた西諫早男子の2区百田(左)=滋賀県希望が丘文化公園芝生ランド

 第30回全国中学駅伝は18日、滋賀県希望が丘文化公園芝生ランド内コース(男子6区間18キロ、女子5区間12キロ)で行われ、男女出場した長崎県代表の西諫早は、男子が1時間0分46秒で22位、女子は46分47秒で33位だった。
 男女各48校が出場。男子は酒井根(千葉)が58分37秒で初優勝、女子は稲美(兵庫)が43分27秒でV2を達成した。
 男子の西諫早は1区内田が首位と35秒差の25位でスタートすると、2区百田が区間賞の好走で一気に7位に浮上。3区橋本の区間5位の力走で一時は首位に立ったが、後半に順位を落とした。
 女子の西諫早は1区森若が28位とやや出遅れたが、2区宮本、3区森こで巻き返して23位まで順位を上げた。その後は我慢のレースとなった中、懸命にたすきをつないだ。

◎男子・2区百田が区間賞/女子・チーム一丸で粘走

 気温5度以下で強風が吹き荒れる中、男子が22位、女子が33位でフィニッシュした西諫早。奥土居監督は「大舞台でよく頑張った。この経験を糧にもっと強くなってほしい」と最後まで粘り強くつないだ生徒たちをねぎらった。
 男子は2年生の2区百田が区間賞の快走で流れを引き寄せた。「3年生とラストランだから積極的に攻めた」と25位から7位まで順位を上げると、同じく2年生の3区橋本も「百田に負けられない」と奮起。14秒差をひっくり返して首位に立つなど見せ場をつくった。1区から4区まで2年生で編成した女子も一丸となって前を追い、主将で3年生のアンカー松尾にたすきをつないだ。「一緒に練習をしてきた後輩たちに感謝の気持ちでいっぱい」。松尾は万感の思いを胸にゴールに飛び込んだ。
 男女とも目標には届かなかったが、たくさんの刺激を受けた今大会。来季の主力となる男子の百田は「課題を克服して成長した姿を見せたい」、女子の森若も「必ずここに戻って来て悔しさを晴らす」と前を向いていた。


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