2024年4月に開校予定の県林業大学校(仮称)の設置に向けた検討会議が20日、県庁北別館で開かれ、大学校の名称案を「栃木県林業大学校」と「とちぎフォレストアカデミー」の二つに決めた。県民アンケートの結果を踏まえた。最終的に福田富一(ふくだとみかず)知事が決定し、年度内に公表する。
県が10月に実施したネットアンケートでは644件の回答があり、最多は「栃木県林業大学校」で23.6%。「とちぎ林業大学校」(8.5%)、「とちぎフォレストアカデミー」(6.4%)などだった。
「栃木県林業大学校」は30代を除く全年代で最上位となり、有識者の委員から「分かりやすい」との意見を受けて第1候補とした。「とちぎフォレストアカデミー」は10代を除く全年代で上位3位以内に入っていた。
県によると、全国では22道府県が年間を通して林業について学べる研修機関や専修学校を設けており、近県では福島県が「林業アカデミーふくしま」、群馬県が「群馬県立農林大学校」の名称を付けている。