「JR長崎駅前昇降場」23日供用開始 エレベーターやエスカレーターなど整備

23日から供用開始する昇降設備=JR長崎駅前

 長崎市が整備を進めてきたJR長崎駅(尾上町)の駅舎方面から国道202号を横断する北側の歩道橋につながる「長崎駅前昇降場」が完成し、23日午前5時から供用を開始する。
 市長崎駅周辺整備室によると、長崎駅周辺土地区画整理事業の一環。エレベーターやエスカレーター、階段、トイレを備え、市民や観光客の利便性向上を図る。歩道橋に接続する仮設の通路の整備も含め事業費は約4億5千万円。
 エレベーターとエスカレーターは午前1時~5時を除き利用可。階段とトイレは24時間使用できる。バリアフリーのトイレも備え、盲導犬など同伴で利用できることを示す「ほじょ犬マーク」を掲示している。
 21日には報道機関向けの内覧会があり、同室の松尾英幸室長は「荷物を持った人や障害のある人など、誰もが利用しやすい環境整備に努めたい」と語った。
 区画整理事業は今後、アミュプラザ長崎(尾上町)から南側の歩道橋に接続する仮設通路を整備し、来年4月から駅前高架広場の解体工事着手を予定する。2025年度に一連の工事を完了する見通し。


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