EUが韓国産サプリへの輸入規制を解除 韓国産ラーメンに朗報?...リコールで受難

韓国の食品衛生当局である食品医薬品安全処(食薬処)は、欧州連合(EU)のエチレンオキシド管理強化対象製品リストから「韓国産サプリメント」が除外されたと7日明らかにした。昨年から相次ぎリコールされてきた韓国ラーメンメーカーにとっては朗報になる。

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EUは今年2月17日から、第3国から輸入される製品がエチレンオキシドの最大残留水準規定を遵守したことを確認するために試験・検査成績書と公式証明書を提出するよう強化措置を施行していた。

韓国産製品は即席麺類とサプリメントが対象に含まれたが、食薬処がEU保健食品安全総局に措置撤回を要請し続けた結果、今回、サプリメントが対象から除外されたという。

これにより韓国産サプリメント輸出業者は来年上半期からエチレンオキシド試験・検査成績書、公式証明書を提出しなくてもEUに製品を輸出できるようになる。

食薬処は「今後もラーメンなど即席麺類に対するEUの輸入規制措置が撤回されるようにEUと継続的に協議を進める」と明らかにしている。

今年3月、イタリアで販売された農心「辛ラーメンキムチ」から発がん物質であるエチレンオキシド関連成分2-CEが検出された。昨年8月にもドイツで販売された農心「海鮮湯綿」でも2-CEが検出され、リコール騒動となっていた。

最近では「辛ラーメンレッド」から欧州連合(EU)の基準値を超える残留農薬成分「イプロジオン」が許容限度以上で検出され、アイスランド市場で農薬成分検出によるリコール命令を受けている。

農心は農産物の納品過程で一部生産製品から意図しない混入が発生し、欧州連合(EU)原物農産物基準値(0.01ppm)を超える約0.025ppmの残留農薬が検出されたと明らかにしていた。

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