両崖山復興の「希望」一針一針... パッチワークで最高賞 足利の池山さん キルトジャパンコンテスト

グランプリ作品と受賞を喜ぶ池山さん

 足利市大橋町1丁目、パッチワーク教室主宰池山芳枝(いけやまよしえ)さん(58)が制作したパッチワーク「未来へ-足利両崖山」(縦80センチ、横78センチ)がこのほど、日本ヴォーグ社発行の季刊誌「キルトジャパン」編集部が主催する第6回キルトジャパンコンテストで最高位のグランプリを獲得した。コンテストのテーマは「希望」。昨年の両崖山火災を心配し、支援してくれた国内外の人々への感謝や、復興への希望を、地元ゆかりの足利銘仙を多用して表現した。

 同コンテストは1991年に始まったキルトジャパン賞以来、30年余りの歴史がある公募コンテスト。パッチワーク歴30年の池山さんは長年応募を続け、複数の入賞歴があるが、グランプリは初めて。

グランプリ作品を手に受賞を喜ぶ池山さん

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