JOCジュニアハンドボール 25日開幕・徳島 女子・長崎県選抜 堅守速攻で8強へ

高校生との実戦練習で積極的に攻める県女子選抜=佐世保市、佐世保西高体育館

 ハンドボールの第31回JOCジュニアオリンピックカップ大会は25~28日、徳島市のとくぎんトモニアリーナを主会場に行われる。全国9地区の予選を突破するなどした男女各24チームが出場。8パートに分かれた予選リーグから、各1位が決勝トーナメントに進む。長崎県勢は女子選抜が10月の九州地区予選(4枠)で3位に入り、3年ぶり3度目の出場権を手にした。
 3年前にこの大会に出場した現高校生の胸も借りながら成長。先輩たちと実戦練習を重ね、チームのテーマである堅守速攻を磨いてきた。平川監督は「走る力は十分にある。一体感を大切に自信をもってやってほしい」と期待を寄せている。
 試合展開に応じて守備のシステムを変えながら、積極的にボールを奪いにいく。センター石田や主将のフローター髙橋が攻撃の軸。素早くパスをつなぎ、向井、安藤らサイド陣やポスト楠本との連係でいかに決定機を増やせるかがカギになる。GKは九州予選で好守を連発した町田をはじめ、どの選手も判断力に磨きをかけている。
 目標は初の決勝トーナメント(8強)進出。大阪、三重との予選リーグに向けて、髙橋は「自分たちのペースが崩れたときにどう立て直せるか。一つのミスも、みんなでカバーし合って切り替えていく」と本番を見据える。


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