長崎県内 警報級の大雪となる恐れ 県北部、離島に暴風雪警報 

 九州北部に強い寒気が流れ込む影響で、県内は22日夜から24日にかけて平地、山地ともに警報級の大雪となる恐れがある。長崎地方気象台によると、降雪量、積雪量ともに18日より多くなる予想で、路面凍結による交通障害などに注意を呼びかけている。
 同気象台は22日、県北部と離島に暴風雪警報を発表。県南部と北部、五島に大雪注意報を出した。降雪のピークは22日夜遅くから23日未明までと、23日夜から24日未明までの2回。23日午後6時までに予想される24時間降雪量は山地が15センチ、本土の平地と五島10センチ、壱岐・対馬3センチ。
 23日夕方までにかけて海上を中心に雪を伴った暴風が吹く場合があり、最大風速は県北部、離島の海上で20メートルの予想。このため九州商船は23日、長崎と五島を結ぶジェットフォイルと高速船を全便欠航する。この他、長崎バスや県営バスなどは路面の凍結状況を見て23日の運行を判断。JR九州、長崎電気軌道は通常通り運行する予定としている。
 県教委などによると、22日午後6時半時点で、県内3市町の公立小中学校計9校が23日の臨時休校や自宅待機などを決定。県立高と長崎市立長崎商業高の計17校も休校する。状況次第で23日午前6時ごろに対応を判断する場合もあるという。


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