ウインターカップ高校バスケ開幕 女子・長崎西が初戦突破 男子の長崎工は敗退

【女子1回戦、長崎西ー和歌山信愛】第4クオーター3分、長崎西のセンター大平(右)がブロックショットを決める=東京体育館

 バスケットボールの第75回全国高校選手権(ウインターカップ)第1日は23日、東京体育館などで男女の1回戦計36試合が行われ、長崎県勢は女子の長崎西が和歌山信愛に60-51で競り勝って12年ぶりの初戦突破を果たした。男子の長崎工は国学院久我山(東京)に88-101で惜敗した。
 女子の長崎西は前半、ガード久保田の1対1を足掛かりに得点を重ね、前半を35-29とリード。第3クオーターはロースコアの展開となったが、センター大平の堅守を軸に相手の追い上げを阻んだ。53-48の第4クオーター7分以降にガード中村の個人技などで引き離し、最後は9点差で振り切った。

【男子1回戦、長崎工ー国学院久我山】第1クオーター9分、長崎工のガード木村一がドライブを仕掛ける=東京体育館

 男子の長崎工は第1クオーターで15-24と追う展開になると、続く第2クオーターも相手の勢いを止められず、36-54とリードを広げられた。第3クオーターはガード堤の堅守、フォワード水谷のリバウンドから徐々に攻勢を強め、68-72と点差を詰めたが、第4クオーターに突き放された。
 女子で4連覇を狙う桜花学園(愛知)は福島東稜に106-55で大勝。優勝2度の札幌山の手(北海道)は三田松聖(兵庫)に105-51で圧勝した。男子は2大会ぶりの頂点を目指す仙台大明成(宮城)が初出場の八女学院(福岡)を86-73で下して2回戦に進出。前回準優勝の帝京長岡(新潟)は広島皆実を81-65で退けた。
 第2日は24日、同会場などで男子1回戦20試合と女子2回戦16試合を実施。女子の長崎西は東京成徳大高との2回戦に臨む。


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