岡山県警は26日、高校生を対象にした防犯ボランティア体験会を岡山市内で開いた。地域の防犯活動に関心を持ってもらい、参加する若者を増やす狙い。
希望する県内8校の1~3年生26人が参加。県警本部(同市北区内山下)で防犯ボランティアの活動内容や県内の犯罪情勢について聞いた後、イオンモール岡山(同下石井)で啓発活動に臨んだ。
生徒たちは、自宅の施錠や特殊詐欺対策の徹底を促す啓発チラシなど200セットを買い物客に配布。店内アナウンスも利用し、特殊詐欺に有効な防犯機能付き電話の活用などを呼びかけた。子どもの見守りなどに当たる「青パト」にも同乗し、市内を巡回した。
玉野高1年の男子生徒(16)は「高齢者を狙う詐欺が相次いでいて心配。地域の安全を担う防犯ボランティアの大切さがよく分かった」と話した。
体験会は2011年から毎年夏と冬に開かれている。