まるでガリバーの世界 日光・東武ワールドスクウェアで大掃除

ミニチュアを丁寧に磨き上げるスタッフ

 日光市鬼怒川温泉大原のテーマパーク「東武ワールドスクウェア」で28日、年末恒例の園内大掃除が行われた。スタッフ18人が25分の1に縮小されたミニチュア建造物を磨き上げ、新年の営業に向けて準備を整えた。

 大掃除は雪の残る園内で午前9時過ぎに始まった。

 高さが約26メートルある東京スカイツリーなどの高層ビル展示物は、高所作業車を使って汚れや水あかを拭いた。ブラシや綿棒を使って人形や建物のほこりなどを除去する様子は、まるで小さな世界を訪れたガリバーの物語を思わせ、来園者の目を引きつけた。

 同園は年末年始も通常営業する。宣伝販促マネージャーの伏木孝宏(ふせぎたかひろ)さん(45)は「いろいろなことがめまぐるしく変わる年だった。来年は干支の卯(うさぎ)のように飛躍の年にしたい」と話した。

ミニチュアを丁寧に磨き上げるスタッフ
高所作業車を使って清掃するスタッフ

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