起立性調節障害とは

 自律神経の不調により体や脳への血流が低下し、朝起きられなかったり、立ちくらみや頭痛が起きたりする疾患。身体的原因に加え、ストレスや日常活動の低下が症状悪化の要因となる。日本小児心身医学会によると10~16歳で多く発症し、軽症を含めると小学生の約5%、中学生の約10%に発症、重症は1%ほど。近年、重症だと長期の不登校や引きこもりの原因となることが分かってきており、不登校の約3~4割で発症しているとされる。


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