ウサギ思わせる海の生き物集合 玉野海洋博物館 干支ちなみ企画展

マンジュウイシモチ

 来年の干支(えと)・卯(う)にちなんだ魚や貝にスポットを当てた企画展「でぇれぇーかわえぇ海のうさぎ」が玉野市渋川の玉野海洋博物館で開かれている。来年1月31日まで。

 紹介しているのは5種類。「マンジュウイシモチ」は真っ赤な目とウサギの長い耳のようなひれを持つ。瀬戸内海にも生息し、ぷっくりとした口元がウサギ似で「ラビットフィッシュ」の英名を持つ「アイゴ」とその仲間「ヒメアイゴ」もいる。

 「トビハゼ」は胸びれを器用に使ってぴょこぴょこと飛び跳ねる姿から中国名は「海兎」。「ウミウサギガイ」はころんと丸く真っ白い殻がウサギを連想させる。

 各水槽や、展示コーナーに名前の由来や特徴の説明文を掲示。岡秀彦館長は「ウサギと同じようにかわいらしい海の生き物たちの姿を楽しんで」と話している。

 午前9時~午後5時(入館は午後4時半まで)。31日は休館し、1月1~3日は開館する。水曜休館。入館料は大人500円、中学生以下250円、4歳以下無料。問い合わせは同館(0863―81―8111)。

アイゴ
トビハゼ
ヒメアイゴ

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