広島商工会議所の池田晃治会頭は、2022年の広島の経済について「企業収益が十分にあがらなかった」と振り返りました。
広島商工会議所 池田晃治会頭(12月26日)「生産額、売上高はウィズコロナの定着もあって前年を上回って推移しているが、企業の収益はそこまで上がっていない」
企業収益が十分上がらなかった要因として、池田会頭は「世界情勢の変化などを受けて物価上昇が家計や企業に大きな影響を及ぼした」ことをあげました。
その上で「来年の取り組みで大切なのは賃上げだ」と強調しました。
特に中小企業の賃上げの原資を確保するために「中小企業の生産性を向上させることに協力したい」と語りました。
また、来年5月のG7広島サミットの期間中、県警などが交通量の半減を目標にしていますが、池田会頭は「企業にテレワークの活用などを呼びかけていく」としています。