今夜~4日(水)北陸・北日本は山沿い中心に大雪やふぶき警戒 三連休初日は東京で初雪か

 きょう1日1日(日)夜から4日(水)ごろにかけて、日本付近は冬型の気圧配置が強まって北陸や北日本日本海側の山沿いを中心に大雪やふぶきになるおそれがある。
 また、三連休初日となる7日(土)は東京でも一時雪が舞い、初雪が観測されるかもしれない。その後、8日(日)から成人の日・9日(月祝)は再び北陸や北日本を中心に降雪が強まるおそれがある。

今夜から4日(水)にかけて寒気流入

 新年早々に、日本付近には強い寒気が流れ込みそうだ。きょう1月1日(日)夜から4日(水)ごろにかけて、西高東低・冬型の気圧配置が強まる見通し。
 そのため、北陸から北日本日本海側の山沿いを中心に雪が降り続き、大雪となるおそれがある。風も強まり、ふぶく所もありそうだ。北陸の平野部では雨が主体の見込み。

大雪から身を守るための対策とは

 特にあす2日(月)から3日(火)にかけては、帰省や旅行からのUターンラッシュと重なるおそれがある。普段雪道に慣れていない人が多い可能性が高く、思わぬ事故が発生してもおかしくない。
 降雪時や積雪している所は滑りやすくなっているため、滑りにくい長靴などをはき、靴の底をつけて踏みしめるように歩くなど足元には十分な注意が必要だ。

 やむを得ず車の運転が必要な場合は、積雪路・凍結路用のタイヤに必ず交換する必要がある。万が一車が立ち往生してしまったときのことを考えて、車の中にはスコップ、毛布や非常食を用意した方がいいだろう。いつもの倍以上の車間距離を取り、急ブレーキや急ハンドルは厳禁だ。
 除雪や雪下ろし作業は命綱やヘルメット、滑りにくい靴を着用して必ず2人以上の複数人で行い、屋根の下に誰もいないことを必ず確認する必要がある。

三連休は再び北陸・北日本で大雪のおそれ

 この先、5日(木)から6日(金)にかけては、いったん冬型の気圧配置が緩む見通し。三連休初日となる7日(土)には2個の低気圧が近づき、広く雨や雪が降りそう。関東の平野部では一時雪が舞い、東京では初雪が観測されるかもしれない。
 また、低気圧が東へ抜けたあと8日(日)から成人の日・9日(月祝)は再び冬型の気圧配置が強まって、北陸や北日本を中心に降雪が強まるおそれがある。今後も最新の情報に注意が必要だ。

(気象予報士・鈴木悠)

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