年末年始も冬の天気分布続く 日本海側は2日(月)以降大雪のおそれ 交通障害に注意を

 日本海側はあす30日(金)にかけても、雪や雨の降る所が多い見込み。山沿いでは局地的に雪の降り方が強まるため、なだれや落雪に注意が必要となる。年末年始も日本海側は断続的に雪や雨で、2日(月)以降は北日本を中心に大雪や荒れた天気となりそうだ。一方、太平洋側は晴れる所が多く、空気の乾燥した状態が続く見込み。

■交通への影響注意

 上空に寒気が流れ込むため、日本海側はこれから30日(金)にかけても雪の降る所が多い見込み。平地では雨の所もあるが、北陸や東北の山沿いを中心に降雪量が多くなりそうだ。風が強まり雪で見通しの悪くなる所もあるため、車の走行などは注意が必要となる。

 日本海側は大晦日~元日も雪や雨の降る所があり、局地的ではあるが、雪の強まる所がありそうだ。2日(月)以降は北日本を中心に強い寒気が流れ込む影響で、北陸から北の日本海側は大雪となり、北日本は厳しい寒さが数日ほど継続するパターンになりそうだ。

 帰省先や旅行先から戻るさいの交通機関に、何らかの影響が出る可能性があるため、事前の情報収集などを心がけたい。

 太平洋側の天気は、この先も大きな変化はないが、間違いなく乾燥した状態が続くので火の取り扱いに注意が必要だ。また、冬型の気圧配置が強まるタイミングで、地域によって季節風が吹き抜けやすい日があるため、予想気温がそれほど低くない場合でも「風冷え」があると思った方が良さそうだ。

(気象予報士・高橋和也)

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