初詣客どっと 家内安全や息災願う 岡山県内の寺社、行動制限なく

多くの初詣客が訪れた最上稲荷=1日午前7時53分

 新年を迎えた1日、岡山県内の神社や寺は初詣客でにぎわった。新型コロナウイルス禍前は三が日に約60万人が訪れていた最上稲荷(岡山市北区高松稲荷)では今年、政府から行動制限を求められていないこともあって多くの家族連れらが参拝し、家内安全や無病息災を願った。

 同稲荷は昨年同様、境内の各所に消毒液を設置し、参拝客に小まめな手指消毒とマスクの着用を呼びかけた。朝早くから大勢の参拝客が本殿前で手を合わせたり、おみくじを引いたりした。お守りを求めて長い列ができるなど混み合い、「好天にも恵まれ、昨年より人出は多い」(同稲荷)という。

 家族で参拝した水島工業高3年男子(18)は「4月から就職するので、仕事を頑張れるよう見守ってくださいとお願いした。リーダーシップのある社会人になりたい」と話した。

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