福袋求め「初売り」盛況 東武宇都宮百貨店では1200人が列

福袋を買い求める客たち=2日午前9時40分、東武宇都宮百貨店(超広角レンズ使用)

 東武宇都宮百貨店宇都宮本店は2日、恒例の「初売り」で新年の営業を開始した。

 福袋は、菓子類などの千円台から宝石類の55万円まで約1万2千袋個用意した。3年ぶりに新型コロナウイルスによる行動制限がない正月を迎え、初売りの雰囲気を楽しんでもらおうと、予約販売の比率は昨年の3割から1割ほどに減らしたという。

 午前9時半の開店時には、3カ所の入り口に計約1200人が列を作った。同店の担当者が出社した午前6時半にはすでに数人が並んでいたという。

 開店と同時にそれぞれが目当ての売り場へ。狙いの福袋を即決する人やじっくり品定めする人、複数の福袋を手にする人など、さまざまな客でにぎわった。

 家族と来店しタオルセットの福袋を購入した壬生町落合1丁目、主婦石川幸枝(いしかわさちえ)さん(44)は「並んでいる人を見て欲しくなった。家に帰って開けるのが楽しみ」と話していた。

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