「良い年でありますように」 長崎県内の神社、初詣客次々と 感染対策もしっかり

願いを込めて手を合わせる初詣客=長崎市、諏訪神社

 新型コロナウイルスが流行し3度目の新年を迎えた1日、長崎県内の神社には多くの初詣客が訪れた。マスクや消毒液で感染を予防しながら参拝し、願いを込めて手を合わせた。
 長崎市上西山町の諏訪神社には初詣客が絶え間なく訪れた。同神社によると、同日の参拝者数は新型コロナ禍前の約7割。早朝に東の山の上に太陽が現れると、長坂などから拝んだ。参拝者は拝殿前でさい銭を投じて手を合わせ、日頃の感謝を伝えたり願い事の成就を祈ったりした。
 境内はおみくじで今年の運勢を占う人や、破魔矢やお守りを買い求める人でにぎわった。長崎大付属小1年の石本心雅(みやび)さん(7)は、コロナ禍で初詣を控えていたので久しぶりに祖母と訪れた。良い年であるようにと願い、「今年は勉強を頑張る」と意気込んだ。

大勢の参拝客でにぎわう亀山八幡宮=佐世保市

 佐世保市八幡町の亀山八幡宮にも大勢の初詣客が訪れた。人数制限はしなかったものの鈴緒を設置しないといった新型コロナ感染対策が施される中、初詣客は静かに1年の無事などを祈った。
 記念写真を撮ったり、おみくじの結果に喜びの表情を浮かべる様子が見られた。家族で訪れた同市の自営業の40代男性は「家族の健康と会社の未来、そしてコロナの収束をお願いした」と話した。


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