東・西日本から沖縄 気温高く 日本海側は雪少ない予想に 気象庁1か月予報

 気象庁は5日(木)、向こう1か月(1/7~2/6)の天候の見通しを発表した。寒気の影響を受けにくいため、向こう1か月の気温は東・西日本と沖縄・奄美で高い見込み。特に、期間の前半は、全国的に気温がかなり高くなりそうだ。気温が高い影響で、日本海側の降雪量も少ない見通し。

■週ごとの天候

 1週目(1/7~1/13)は、東・西日本の日本海側は気圧の谷や寒気の影響を受けにくく、平年に比べて曇りや雪(雨)の日が少ない見込み。

 2週目(1/14~1/20)は、東・西日本の太平洋側は気圧の谷や湿った空気の影響を受けやすく、平年に比べて晴れの日が少なくなりそうだ。

 

 3~4週目(1/21~2/3)は、全国的に平年と同様の天候が見込まれるが、2週目までと比べて寒気が流れ込みやすくなる可能性もある。

■全国に「高温に関する早期天候情報」  
 

 今後2週間程度は、南の地方を中心に暖かい空気に覆われやすい見込み。このため、気温は平年並みか高く推移し、特に11日(水)ごろからの5日間ほどは、東北以南で平年よりかなり高くなる見通し。北海道は11日(水)ごろまで気温が平年並みか低いが、その後は、他の地方と同様に寒気の影響を受けにくく、12日(木)ごろからの5日間ほどは気温が平年よりかなり高くなる可能性がある。
 このため、気象庁は北海道から沖縄にかけて全ての地方に「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物の管理等に注意するよう呼びかけている。積雪の多い地域では、急な気温上昇によるなだれにも注意が必要だ。

■早期天候情報とは
 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

© 株式会社ウェザーマップ