佐野出身の書道家さおりさん「ふるさと特使」に 「和をもって取り組む」

書道パフォーマンスで「和」の文字を書いたさおりさん

 【佐野】山形町出身の書道家さおりさん(37)が6日、市の魅力を市内外にアピールする17人目の「佐野ふるさと特使」に就任した。

 これまで史跡足利学校や東京スカイツリーで書道パフォーマンスなどを行っており、2019年からは「とちぎ未来大使」も務めている。

 この日の市定例記者会見で金子裕(かねこゆたか)市長から委嘱状を受け取った後、書道パフォーマンスを披露した。「さまざまな困難に和をもって取り組むことが必要だ」という願いを込め、1.8メートル四方の書道用紙に「和」の字を力強く書いた。

 さおりさんは「今年の干支(えと)のウサギのような跳躍をイメージした。多くの人に市の魅力を伝えていきたい」と語った。

 作品は10日から市役所内に展示される予定で、金子市長は「さらなる市の魅力発信につなげることができれば」と期待を述べた。

書道パフォーマンスを披露するさおりさん

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