デジタル技術×恐竜…福井県の道の駅でアート新体験 2月11日から「恐竜渓谷かつやま」でイベント

デジタルアートなどの体験イベントへの支援を呼びかけるクラウドファンディング「ミラカナ」のPR画像

 福井県勝山市の道の駅「恐竜渓谷かつやま」で2月11、12日、デジタルアートのイベント「デジタル恐竜動物園~恐竜とアートの冬まつり~」が開かれる。主催する実行委員会がクラウドファンディングサービス「ミラカナ」で支援を募っている。「新しい時代に即したアート企画。大人も子どもも初めての体験ができるのが魅力」とPRしている。

 実行委は勝山市と福井市のアーティストら有志で結成。2023年夏の福井県立恐竜博物館リニューアルや24年の北陸新幹線県内延伸を見据え、地域の盛り上げにつなげていこうと、同駅と連携して企画した。

 メイン企画は、イベント名にもなっている「デジタル恐竜動物園」。最新のデジタル技術を用い、スマホをかざすと恐竜のキャラクターが現実の空間に現れる様子を楽しんでもらう。このほか、タブレット端末で恐竜キャラに塗り絵をしてもらう体験や、アートと音楽を融合させたパフォーマンスなどを行う。

 デジタルだけではなく、恐竜の形をしたクッキーをチョコレートで飾り付けるアナログ体験も予定している。先行して1月14、15日には、本番の企画の一部を体験してもらうプレイベントを同駅で実施する。

 実行委代表の内田徹さんは「新しい技術を一緒に学ぶことにもつながる。恐竜ファンなどに来場してもらえれば」と話している。

 ミラカナは福井新聞社などによるサービスで、1月31日まで支援を募る。目標金額は70万円で、事業費の一部に充てる。返礼は勝山のお土産品などを用意している。

 【ミラカナ】福井県に特化したクラウドファンディング(CF)サービス。県内でさまざまなプロジェクトを始める人の資金調達を応援するプラットフォームとして2018年に福井新聞社、福井銀行、レディーフォーが連携して始まった。21年からは福邦銀行も事業に参画した。累計支援額は1億6千万円、プロジェクトの達成率は93%(2022年12月末時点)。

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