笠岡・北木島で「牡蠣初め」を 冬の味 家族連れら堪能、9日まで

炭火で焼いたカキを味わう来場者

 正月行事の書き初めにちなみ、新年にカキを味わうイベント「北木島牡蠣(かき)初め」が7日、笠岡市・北木島の金風呂港一帯で始まった。県内外から家族連れらが訪れ、島自慢の冬の味覚を味わった。9日まで。

 会場では野菜炒めやチャウダースープといった“カキグルメ”のブースが並び、殻付きカキ1箱(2キロ入り)を定価より割安という2千円で販売。炭火焼きコーナーもあり、来場者はカキを網の上で焼き、ぷりぷりとした身を頬張っていた。

 家族4人で訪れた福山市立神辺東中3年(15)は「これまで食べたカキの中で一番うま味が詰まっていておいしい」と話した。

 イベントは、島の魅力発信に取り組む住民グループ「北木島活性化プロジェクト協議会」が主催。午前9時~午後2時半。新年の抱負を筆でしたためる書き初めコーナーや島の観光名所を巡るツアーなどもある。期間中は伏越港(笠岡市十一番町)発のフェリーを増発する。

© 株式会社山陽新聞社