倉敷12文化観光施設を無料公開 16~20日、誘客増へ市初企画

無料公開をPRするチラシ

 大原美術館(倉敷市中央)など美観地区を中心に市内12の文化観光施設が16~20日、無料公開される。月~金曜の平日5日間で、例年は正月明けの閑散期に当たるが、誘客増につなげようと市が呼びかけて初めて取り組む。

 美観地区周辺に位置する同美術館▽語らい座大原本邸▽倉敷民芸館▽大橋家住宅▽倉敷考古館▽きび美ミュージアム▽日本郷土玩具館▽UKIYO―E KURASHIKI▽倉紡記念館▽いがらしゆみこ美術館▽倉敷貯金箱博物館―の11施設と、児島地区の野崎家塩業歴史館。

 市は地方創生臨時交付金2千万円を活用し、長引く新型コロナウイルス禍に光熱費高騰が加わった影響で厳しい経営が続く各施設の支援も狙う。

 開館時間や休館日は施設によって異なり、市観光課のホームページや美観地区の倉敷館観光案内所などにあるチラシに記載している。同課は「気軽に足を運び、倉敷の文化を楽しんでほしい」としている。

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