平戸城、来場10万人 寺田さん(兵庫)らに記念品 2021年の改修・再オープン後

平戸城公開再開後の来場者10万人目となった(前列右から)七種さん、寺田優花さんと母の和佳子さん=平戸城

 大規模改修後に再公開をした平戸城(平戸市岩の上町)の来場者が6日、10万人に到達。節目の来場者となった家族に記念品が贈られた。
 10万人目は兵庫県伊丹市の看護師、寺田和佳子さん(47)と長女で小学6年の優花さん(12)、和佳子さんの父で佐世保市吉井町の七種誠さん(73)の3人。黒田成彦市長が「おめでとうございます」と祝い、佐世保市の写真家、KAZUさんが平戸城を写した作品を、指定管理者「狼煙(のろし)」の鞍掛斉也社長が平戸の菓子を記念に贈った。
 寺田さん親子は七種さん宅に帰省中。和佳子さんは「娘の冬休みの宿題(絵日記新聞作り)のテーマになればと思い、連れてきてもらった。(10万人目に)びっくりした」と話した。
 平戸城は2019年10月から改修のため、公開を休止。21年4月1日、展示内容を刷新して再オープンした。約5週間で来場者1万人に到達したが、その後は新型コロナウイルスの感染状況によって来場者の伸びが左右されている。

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