瀧澤家住宅、華やぐ 生け花展29日まで

瀧澤家住宅で始まった生け花の作品展

 栃木県さくら市桜野の瀧澤家住宅の屋内外を生け花で彩る展示会「新春を寿(ことほ)ぐ-いけばな草月流-MUSUBU結ぶ」が7日始まった。29日まで。

 計20点の作品は同所在住で、いけばな草月流師範会理事や日本いけばな芸術協会員などを務める木村爽陽(きむらそうよう)さん(53)と草月流に携わる仲間約20人で制作した。屋内の3部屋に飾られているほか、屋外には木村さんの竹アート(幅約15メートル、高さ3メートル)が展示されている。一部作品は会期中に入れ替えを行う予定。

 氏家、公務員出井智美(いでいさとみ)さん(51)は「瀧澤家住宅と雰囲気が合う、すてきな空間を味わえて良かった」と満足な様子。

 木村さんは「地元早乙女桜の伐採木や鹿子畑のフジのツルなども作品の一部として利用しています。植物と人とが出会う作品を見てほしい」と話していた。

 観覧料100円。午前9時〜午後3時半(入館は3時まで)。休館は10、16、17、23日。(問)市ミュージアム028.682.7123。

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