1月9日の「成人の日」を前に福井県内12市町で8日、成人年齢引き下げ後初となる20歳対象の記念行事があった。華やかな振り袖や真新しいスーツ姿の出席者たちが旧友との再会を喜び、20歳の節目に次世代を担う自覚を新たにした。
成人年齢を18歳に引き下げる改正民法が昨年4月に施行されたことに伴い、各市町で成人式から名称を変更して行われた。
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「20歳のつどい」として開催した敦賀市では、対象641人のうち556人が出席。実行委員の岩谷美羽さん(20)が出席者を代表し「人生の門出の一つを迎えた感激と成人としての自覚と責任を忘れることなく、自分の人生に誇りを持って日々精進していく」と誓った。
県内で2022年度に20歳を迎えるのは7776人(昨年12月1日現在)。福井、坂井、勝山の3市と永平寺、池田の2町は3月に記念行事を開催する。