給与「適正」、国超える自治体ゼロ 長崎県内市町

長崎県内地方公務員のラスパイレス指数

 長崎県は12月26日、県内自治体の一般行政職の給与水準(4月1日時点)をまとめた。国家公務員を100として算出した「ラスパイレス指数」は、21市町の平均が前年同期と同じ97.9で全国平均を1.0ポイント下回った。100を超えた自治体は4年連続でゼロ。県市町村課は「適正な給与制度の運用がなされている」としている。
 ラスパイレス指数は、職員構成を学歴別、経験年数別に区分し、地方自治体の職員構成が国の職員構成と同一と仮定して算出する。
 県内の市町で指数が最も高かったのは、北松佐々町の99.4(前年同期比0.7ポイント増)。対馬市と西彼長与町が99.2(同0.2ポイント増、同0.1ポイント増)、松浦市が99.1(同0.5ポイント減)と続いた。
 最も低かったのは東彼東彼杵町の96.1(同0.6ポイント減)だった。
 県の指数は前年同期と同じ98.2で、47都道府県では41番目。静岡が102.2で最も高かった。県内13市の平均は97.9(全国市平均98.7)、県内8町の平均は97.9(全国町村平均96.3)。


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