シンフォニーホールで白熱の攻防 リベッツ、スポーツ試合は施設初

岡山シンフォニーホールで行われた岡山リベッツのホーム戦。30年以上の歴史がある同ホールで初めてスポーツの試合が開催された

 卓球の国内最高峰Tリーグ男子の岡山リベッツは9日、岡山市の岡山シンフォニーホールで東京とホーム戦を行った。1991年にオープンした岡山を代表する音楽施設でスポーツの試合が開催されたのは初めて。855人の観衆がステージ上で繰り広げられる白熱した攻防を堪能した。

 新たな観戦スタイルを提案し、ファン層の拡大につなげようとリベッツが企画。舞台上に設けられた卓球台ではサーブ前の静寂から一転、強打や激しいラリーが展開され、打球音と軽快なシューズ音がホール内に響き渡った。座席の観客は得点が決まるたびに大きな拍手を送っていた。

 試合はリベッツが1―3で東京に敗れた。初観戦という同市北区、会社員男性(55)は「シンフォニーホールでスポーツが行われるイメージが湧かず、楽しみだった。迫力があり、次のホーム戦も訪れたい」と話した。

 Tリーグでは、これまで彩たまが劇場で公式戦を行っている。

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