11日(水)の天気 冬型緩んで広く穏やかな晴れ 昼間は日差し暖か 朝は厳しい冷え込みで気温差大

 きょう11日(水)は、本州付近は次第に移動性の高気圧に覆われて、冬型の気圧配置は緩む見込み。北風も収まって穏やかに晴れる所が多く、昼間は広い範囲で日差しが暖かく感じられそうだ。ただ、けさは、きのう10日(火)よりも冷え込みが強まっている所が多いため、朝と昼の気温差が大きくなる。冷え込む時間帯はマフラーや手袋などの防寒小物をフル活用し、服装で気温差をうまく調節してほしい。

日本海側を含め広く晴れ 空気はカラカラ

 きょうは太平洋側を中心に朝から晴れる所が多い見込み。新潟や北日本の雪や雨も昼頃までに止む所が多く、晴れ間も期待できそうだ。天気が回復して、雪下ろしをする際は二人以上で行う、屋根からの落雪に気を付けるなど安全に留意して行ってほしい。

 また、太平洋側を中心に空気の乾燥が続いているため、手肌やのどの保湿を心掛け、火の取り扱いに注意が必要だ。

冷たい北風収まり 西日本中心に日差しポカポカ

 風が収まって穏やかな分、けさは、きのうよりも冷え込みが強まっている。午前5時現在、全国の7割近い観測地点で最低気温が0℃未満の冬日となり、都市部でも0℃近くまで気温が下がっている所が多い。
 一方、最高気温は、北日本を中心にきのうよりも高い所が多い。きのうと同じくらいの気温の所でも、風がない分、日差しが暖かく、15℃を超える九州では日差しがポカポカ、昼間は厚手の上着が邪魔になりそうだ。

週末にかけて春先取りの暖かさ 太平洋側でも空気を潤す雨

 あす12日(木)も全国的に晴れる所が多く、3月並みの暖かさとなるエリアが、東日本・北日本まで広がる見込み。13日(金)はさらに気温が上昇する所が多いが、天気は西から下り坂。週末は、広く傘の出番となりそうだ。空気の乾燥が続いていた太平洋側でも久々に空気の潤いを実感できる見込み。ただ、積雪の多い所では融雪が進み、なだれなどに注意が必要となる。
 また、来週は寒中らしい寒さが戻るため、体調管理などに気を付けてほしい。

(気象予報士・海老原美代子)

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