学芸館イレブン 本社訪れ快挙報告 全国高校サッカーで岡山県勢初V

松田正己社長と越宗孝昌相談役から花束を受け取る学芸館高の井上斗嵩主将と高原良明監督=山陽新聞社

 サッカーの第101回全国高校選手権で岡山県勢初の優勝を飾った学芸館高の選手らが13日、岡山市北区柳町の山陽新聞社を訪れ、快挙を報告した。

 主将のDF井上斗嵩(つかさ)選手や大会の得点王に輝いたFW今井拓人選手ら金メダルを首にかけた20選手と高原良明監督、森健太郎校長らが来社し、山陽新聞社の松田正己社長が「素晴らしいプレーで、県民に元気と勇気を与える金字塔を打ち立ててくれた」と祝福。松田社長と越宗孝昌相談役から井上主将、高原監督にそれぞれ花束が贈られた。

 6試合で14得点の高い攻撃力とハードワークを武器に岡山のサッカー界の歴史を塗り替えた大会。高原監督は「選手が諦めず、ひたむきに戦ってくれたからこそ、全国3883校の頂点に立てた」と振り返り、井上主将は「多くの人の応援に背中を押してもらえたことが、岡山県勢で初めての優勝につながった」と感謝した。

 2大会連続5度目の出場だった学芸館は3回戦で国学院久我山(東京A)を破り、初の8強入り。準々決勝では佐野日大(栃木)、準決勝は神村学園(鹿児島)を下し、9日の決勝は東山(京都)に3―1で快勝した。

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