広く3月から4月並みの暖かさ なだれや落雪に注意 西からは雨雲拡大中 東・北日本も天気下り坂

13日(金)の全国天気と予想最高気温(ウェザーマップ)

 きょうは全国的に気温が上がっている。
 九州ではすでに22℃を超えている所があるが、最高気温は各地で3月から4月並みとなりそうだ。多雪地では急速に雪解けが進むため、なだれや屋根からの落雪などに注意が必要となる。
 また、西からは雨雲がかかりだしており、東日本や北日本の天気も下り坂に向かっている。あす14日(土)の午前中にかけては広い範囲で天気が崩れそうだ。

春を思わせる暖かさ なだれや落雪に注意

13日(金)午前11時現在の最高気温(ウェザーマップ)

 午前11時現在の気温は天城(鹿児島県)で22.9℃、清水(高知県)で20.1℃など、九州や四国ではすでに20℃を超えている所がある。その他も順調に気温が上がっており、午後は各地で平年を大きく上回る暖かさとなりそうだ。

13日(金)の予想最高気温と午前11時発表中のなだれ注意報(ウェザーマップ)

 予想最高気温は金沢で18℃、富山で17℃と4月中旬並み、仙台や青森でも4月上旬並みで、北陸や北日本でも春を思わせる気温となる見通し。この暖かさで雪解けが進むため、なだれや屋根からの落雪、土砂災害などに注意が必要だ。

雨のエリアは東・北日本にも広がる

13日(金)午前11時の雨雲の様子と午後9時の予想天気図(ウェザーマップ)

 一方、天気は西から雨の範囲が広がってきている。東日本や北日本では日中は晴れる所が多いが、湿った空気や前線の影響で次第に天気が崩れそうだ。

13日(金)~14日(土)の時系列予報(ウェザーマップ)

 夕方までには西日本の各地で雨となり、雷を伴って激しく降る所もある見込み。夜には東海や北陸にも雨雲がかかり、夜遅くには関東や東北でも雨のエリアが広がりそうだ。
 あす14日(土)の朝は全国的に雨の所が多く、日中も東日本や西日本の太平洋側を中心に雨が残る見通し。
(気象予報士・多胡安那)

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