マクアケが福井のクラウドファンディング「ミラカナ」に参画  新商品デビューに強い応援購入サービス

Makuakeのロゴマーク

 福井新聞社(本社福井県福井市)と福井銀行(本店同市)、レディーフォー(東京)などが提供しているクラウドファンディング(CF)サービス「ミラカナ」に1月13日、応援購入サービス「Makuake(マクアケ)」を運営するマクアケ(東京)が参画した。新商品などのテストマーケティングの場として活用されている同サービスとの連携により、福井県内の事業者の挑戦をサポートする。

 ミラカナはレディーフォーのCFサービスを活用し、県内でさまざまな活動を始める人の資金調達を応援するプラットフォームで、2018年にサービスを開始。21年6月からは福邦銀行(本店福井市)も参画した。これまで100件を超えるプロジェクトが成立し、支援総額は1億6千万円超となっている。

 マクアケは新商品や新サービス、新たな体験を提供したいというプロジェクトの実行者(事業者)と、購入を希望するサポーター(消費者)をウェブサイトなどでつなぐ応援購入サービスを展開。2022年10月には北陸拠点を石川県金沢市に開設し地域に根ざしたサポートを強化しており、ミラカナの取り組みに賛同した。

 今回の参画により、ミラカナは地域活性化や社会問題解決のプロジェクト支援を得意分野とするレディーフォーと、新商品などの事業機会創出や販路拡大を支援するマクアケの二つのプラットフォームを持つことになる。福井銀行と福邦銀行は事業者やプロジェクト実行者に提案・相談を行い、福井新聞社がインターネットや紙面を通じた情報発信で応援する。

マクアケ参画でオンラインセミナー開催

 福井新聞社などは2月13日午後3時から、「マクアケを通じた地場企業の活性化」と題したオンラインセミナーを開き、マクアケの活用事例などを紹介する。参加無料。希望者は福井新聞ホームページのミラカナ専用フォームから申し込む。

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