14日(土)は広く雨が降り、暖かい空気が流れ込んだためこの時季としては気温が上昇した。15日(日)になると気温は前日より低くなる所が多く、北陸や北日本は大幅に低い予想。また、全国的に雲が広がり雨具の出番も続きそうだ。

　14日(土)は広く雨が降り、雨雲が暖かい空気を運んできているため全国的に気温がこの時季としては上昇。最高気温は金沢で17.5℃と4月中旬並み、鹿児島では20.4℃と4月上旬並みで、今年初めて20℃を超えた。
　積雪の多い所では雪解けが進んでいる可能性があるため、なだれや土砂災害などに注意が必要だ。

15日(日)も雨具の出番続く　気温は急降下

　15日(日)にかけて次第に北から寒気が流れ込み、日本海側では朝から雨や雪が降る見通し。太平洋側でも昼前から夜にかけて雨の所が多くなりそう。

　また、北日本や北陸を中心に前日より気温は大幅に下がる見通し。札幌では1日氷点下と真冬日となり、金沢や新潟では10℃に届かない予想。そのほか東日本や西日本でも、気温は前日より下がる所が多くなりそうだ。
　日ざしが少ないため、体感温度は数字より低い可能性もある。大学入学共通テスト2日目となるが、受験生は雨具を忘れずに持ち、寒さ対策も万全にして臨みたい。

来週は北日本や北陸はで再び大雪のおそれ

　16日(月)以降は寒気が強まるため、北日本日本海側や北陸では雪の降る日が多くなりそう。山沿いを中心に雪の降り方が強まり、大雪となるおそれがある。また、厳しい寒さが続くため、農作物の管理、水道管の凍結などにも注意が必要だ。
　太平洋側はおおむね晴れる日が多いものの、真冬らしい寒さの日が多い見通し。空気は再び乾燥してくるため、この先は体調管理と火の取扱いに気を付けて過ごしたい。

（気象予報士・鈴木悠）