学芸館サッカー部が凱旋パレード 岡山・表町商店街、2千人が祝福

市民らの祝福を受けながらパレードする学芸館高男子サッカー部の選手ら=表町商店街

 第101回全国高校サッカー選手権で岡山県勢として初優勝を飾った学芸館高男子サッカー部の凱旋(がいせん)パレードが15日、岡山市北区の表町商店街で行われ、市民ら約2千人が快挙を祝福した。

 優勝旗を手にした井上斗嵩(つかさ)主将(18)や東山(京都)との決勝で2得点した木村匡吾選手(18)ら登録メンバーと高原良明監督(43)ら約30人が天満屋岡山店アリスの広場を出発。詰めかけた市民やファンは大きな拍手を送り、「感動をありがとう」「おめでとう」といった声に選手たちは手を振って応えながら約450メートルを歩いた。

 過去16強が最高だった大会で快進撃を続け、岡山勢の悲願を果たしたチーム。岡山市立富山小3年生(8)は「テレビで見るより、かっこ良かった。僕もサッカーの練習を頑張って日本一の選手になりたい」と話した。

 パレードの後、昨年末に完成した新市民会館「岡山芸術創造劇場ハレノワ」でセレモニーも開催。井上主将は「試合を見てくれた人たちに勇気や感動が届いていたらうれしい」、高原監督は「多くの応援がチームに大きなパワーを生み出してくれた」と感謝を述べた。

 パレードは日本一の栄誉をたたえようと岡山県と岡山市が企画した。

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