寒さが続く中、漬物メーカーの遠藤食品（佐野市下彦間町、遠藤栄一（えんどうえいいち）社長）のショウガを使ったサプリメント「おひさましょうが しょうがカプセル 国産生姜（しょうが）使用62粒入り」が、ネット通販大手アマゾンの生姜商品の売れ筋ランキングで1位を維持するなど、注目を集めている。
がりなど生姜の漬物商品を数多く手がける同社は、体をぽかぽか温める効果のある生姜の機能性に着目。高知県産「土佐一生姜」を使って、生姜由来ポリフェノールの含有量が高い商品「おひさましょうが」として2020年12月にシロップを、21年1月にパウダーを商品化した。
今回のサプリメントは同5月に発売した。パウダー入りのカプセルで、サプリとして飲めるほか、料理にも使えるという。定価は1800円。
同社によると、前年冬期は「それほど反響はなかった」（担当者）が、昨年10月下旬、アマゾンの野菜のカテゴリーの生姜商品で1位に躍進した。地道なPR活動や、雑誌での紹介などが追い風になったとみられ、今月16日午後5時現在も1位を維持している。
売り上げは前年同期の約3倍と好調で、同社は「お客さまから『手指まで温まる』とか、『国産生姜100％なので安心できる』などの声をいただいている」としている。
