小田原のPCR検査場に市長ポスター 市民からは「常識とかけ離れ」と批判も

小田原市内のPCR無料検査場の張られた守屋輝彦市長の政治ポスター

 神奈川県が運営費を補助している小田原市内のPCR無料検査場待合スペースに同市の守屋輝彦市長の政治ポスターが張られていることが17日、分かった。同じ建物内のテナント店舗が検査場開設前に張ったものとみられるが、市民からは「常識とかけ離れている」などと批判の声が上がっている。

 検査場は小田原駅前の雑居ビルに昨年7月に開設。民間病院が運営しており、ポスターは待合スペース一角の壁に案内表示とともに張られている。

 ポスターは2020年の小田原市長選で守屋氏陣営が使用していたもの。ビル管理者によると、市長選前に守屋氏の支援者からポスター掲示の申し出があり、掲示後に検査場が開設されたという。

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