宮島水族館(広島・廿日市市)のシンボルといえば、スナメリです。生後8か月となったスナメリの赤ちゃんが19日、一般に公開されました。
お母さんと一緒に楽しそうに泳ぎ回っているのが、19日から一般公開されたスナメリの赤ちゃんです。
体長122センチ・体重35.1キロ。去年5月3日に共同繁殖のために鳥羽水族館(三重)から来ているハッチと宮島水族館生まれのコハルの間に生まれました。
エサは1日3回で、アジをおよそ1.5キロ食べるそうで、まだ授乳も行われています。
宮島水族館での赤ちゃんの誕生は、1987年から数えて19頭目で、実に4年ぶりの出産となりました。
スナメリは現在、全国の6つの水族館で飼育されていますが、その数はわずか24頭だということです。
愛知県から旅行で訪れたという2人は…。
愛知から訪れた人
「ツルツルしていて、かわいくて。ずっとお母さんについているところがかわいい。目がかわいいです」
宮島水族館 赤木太 学芸員
「スナメリは、宮島水族館のシンボルマークになっている非常に重要な生き物です。スナメリを実際に見ることによって、瀬戸内海の身近な環境について関心をもっていただけたら。スナメリの赤ちゃんは、自然界からのメッセンジャーだと思います。みなさんに赤ちゃんを知っていただいて、心を配っていただけたら」
19日からスナメリの赤ちゃんの名前の募集もスタート…。先ほどの2人もさっそく応募していました。
訪れた人たち
― 名前は何と?
「ぼくは『ココハル』にしました」
「『ハルタ』です。5月に生まれたというのと、お母さんとお姉ちゃんにも『ハル』が入っていたので」
応募の締め切りは3月5日までで、館内に設置してある募集箱に投函となります。名前は、3月18日に行われる命名式で発表されます。