「チューして」「私の愛人になる予定です」部下にセクハラ繰り返す 神奈川県課長級職員を減給処分

神奈川県庁

 部下にセクシュアルハラスメントを繰り返したなどとして、神奈川県は20日、地域県政総合センターの課長級の男性職員(55)を減給10分の1(6カ月)の懲戒処分とした。男性は同日付で依願退職した。

 県によると、男性は地域県政総合センターに勤務していた2018年度以降、職場で複数の女性職員に「チューして」などと発言したほか、出張先で飲酒して業務を行うなどした。

 別の地域県政総合センターに異動後の22年7月には業務で訪れた事業所で、同行した部下の女性職員を「あしたから私の愛人になる予定です」などと紹介。同年8月に外部の会議に出席した際には、女性委員に「僕の彼女になりませんか」という趣旨の発言をした。

 県の調査に対し、男性は「場を和ますためだった。自覚が足りず被害者に申し訳ない」と話したという。

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