華やか 船穂スイートピー親しんで 倉敷駅で産地アピール 22日まで

色とりどりのスイートピーを楽しむ駅利用者ら

 JR倉敷駅で20日、倉敷市船穂町地区産スイートピーの展示が始まった。国内有数の産地をPRする「船穂スイートピー記念日」(1月27日=い~ふなお)にちなむ企画で、22日午後2時半まで。

 JA晴れの国岡山(同市玉島八島)が県内の花店9店と協力し、かごなどに飾り付けたアレンジメント18点を改札口前で紹介している。ピンクや黄、紫、水色といった色とりどりのスイートピーが並ぶ会場は華やいだ雰囲気に包まれ、駅利用者らが「きれいねえ」「かわいい」とうっとりと見入っては写真を撮っていた。

 JAによると、同町地区は15戸が約4ヘクタールで栽培を手がけ、市町村別では宮崎県日南市に次ぐ全国2位の産地という。「門出」などの花言葉から卒業・入学やブライダルで親しまれるが「新型コロナウイルス禍で自宅での観賞用としてもニーズは高まっている」と北村明成・船穂町花き部会長(53)。「多くの皆さんにぜひ魅力を知ってもらいたい」と話した。

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