渡良瀬遊水地のヨシ原で、ヨシ刈りが最盛期を迎えた。
ヨシは、日差しを遮るための「よしず」などの材料として使われる。栃木市藤岡町部屋のよしず製造販売「松本商店」は昨年末にヨシ刈りを始めた。22日は従業員4人が高さ約3メートルのヨシを機械で刈り取り、手際よくひもで束ねていった。
昨夏に猛暑が続き、台風の直撃がなかった影響で、身の締まった真っすぐなヨシが育ったという。同社の松本八十二(まつもとやそじ)社長(81)は「今までにないくらい良質なヨシが育ったのでよかった」と話した。
ヨシ刈りは、ヨシ焼きが行われる3月上旬ごろまで続く。