松浦鉄道「アジフライ号」でイベント 特別列車やマーケットにぎわう 長崎

伊万里発の特別列車で松浦を訪れた観光客ら=MR松浦駅

 松浦鉄道(MR)のイベント列車「アジフライの聖地 松浦」号を活用したイベントが21日、長崎県松浦市志佐町のMR松浦駅周辺をメイン会場に開かれ、市内外から多くの人が訪れ、にぎわった。

買い物客でにぎわう松浦市内外の16店舗が出店した松浦マーケット=松浦市志佐町のホテル

 同市が進める「アジフライの聖地」の取り組み。「乗ってみよう。松浦鉄道」をテーマに、松浦駅と、佐賀県伊万里市の伊万里駅との間に「アジフライ号」のヘッドマークを付けた4本の列車を運行した。列車内では伊万里の地酒と松浦産のいりこや干物、クッキーをつまみにしたセットを提供。両駅や松浦駅前のホテルで市内外の16店舗が菓子、手づくり小物などを販売する「マーケット」や、今福駅-鷹島口駅間の今福地区では地域の名所やアジフライの名店を巡る「さるく」もあった。

 伊万里発の列車で訪れた伊万里市の会社員、岩政浩一さん(34)は「松浦には初めて来た。利き酒は楽しかった」。松浦発の特別列車に乗車した佐世保市内の女性2人組は「普段利用しないのでイベントで乗るのはうれしい。マーケットでは菓子やおにぎりを買った。伊万里も少し観光してみたい」と話した。


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