足利市消防本部の新庁舎完成 訓練棟などの運用始まる

式典でテープカットを行う関係者たち

 【足利】中央消防署を併設する市消防本部(大正町)の新庁舎や付帯施設が完成し、30日に竣工(しゅんこう)式が行われた。

 建設事業は2017年度に着手。新庁舎は21年に旧庁舎北側に完成し、同年4月に運用を開始している。鉄筋コンクリート造り6階建て、延べ床面積約400平方メートルの主訓練棟や車庫棟などの付帯施設はその後、旧庁舎跡地で整備を進め、一連の建設事業が完了した。総事業費は約14億円。

 式には、早川尚秀(はやかわなおひで)市長や柏瀬正(かしわせただし)消防長ら関係者約70人が出席した。早川市長は「今後は、より複雑多様化している災害に迅速に対応できるよう、消防防災対策を積極的に推進し、地域防災力の向上を図っていきたい」と式辞を述べた。

 柏瀬消防長は「市民の安心安全のため、さらなる努力を重ねる」と話した。

今月整備が完了した訓練棟などの付帯施設

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