マーリンズがレッドソックスとのトレードで救援右腕バーンズを獲得

日本時間1月31日、マーリンズはレッドソックスとのトレードで救援右腕マット・バーンズを獲得したことを発表した。バーンズはセットアッパーとして2018年のワールドシリーズ制覇に貢献し、クローザーを務めた2021年にはオールスター・ゲーム初選出を果たしたが、アダム・デュバルの正式加入に伴ってDFAとなり、ロースターの40人枠から外されていた。レッドソックスは対価として救援左腕リチャード・ブライアーを獲得。今回のトレードには金銭が含まれており、両者の年俸の差額はレッドソックスが負担するようだ。

現在32歳のバーンズは2011年ドラフト1巡目(全体19位)指名でレッドソックスに入団。ザンダー・ボガーツの退団によってチーム最古参選手となっていたが、近年は安定感を欠くピッチングが目立っており、デュバル加入でロースターから弾き出され、DFAとなっていた。

昨季は44試合に登板して0勝4敗8セーブ、4ホールド、防御率4.31という成績。マーリンズではディラン・フローロやタナー・スコットとともに勝ちパターンの継投の一角を担うことになるとみられる。今季の年俸は837万5000ドルだが、このうち550万ドル以上をレッドソックスが負担する見込みであることが報じられている(来季の契約は年俸800万ドルの球団オプション)。

一方のブライアーは現在35歳の救援左腕で、昨季は55試合に登板して2勝2敗1セーブ、7ホールド、防御率3.55を記録。通算防御率3.06という数字が示すように、安定した働きを計算できる投手だが、同じ左腕で4歳年下のスティーブン・オカートの台頭もあり、マーリンズはブライアーの放出を決断したようだ。

レッドソックスは今オフ、ケンリー・ジャンセンらを補強してブルペンを強化したが、左腕はジョエリー・ロドリゲスくらい。ブライアーはレッドソックスのブルペンにおいて貴重な左腕となる。なお、ブライアーの今季の年俸は350万ドルで、来季の契約は年俸375万ドルの球団オプションとなっている。

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