感染性胃腸炎が集団発生 安足管内の認定こども園 園児、職員計61人感染

 栃木県保健福祉部は31日、安足健康福祉センター管内の認定こども園で、ノロウイルスとサポウイルスを原因とする感染性胃腸炎が集団発生し、園児と職員計61人が感染したと発表した。

 同部によると、20〜31日、園児55人と職員6人が下痢や嘔吐(おうと)などの症状を訴えた。

 同園から27日に連絡があり、31日に保健環境センターが5人の検体を検査した結果、3人からノロウイルス、1人からサポウイルスが検出され、1人から両ウイルスが検出された。重症者はおらず、全員が快方に向かっているという。

 大規模感染となった理由について、同部は「感染が一気に広がり、施設の消毒などが追いつかない面もあったようだ」と説明した。

 同福祉センター管内の別の認定こども園でも昨年12月、ノロウイルスによる感染性胃腸炎の集団発生があり、計74人が感染していた。

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