世界で最も売れたベスト10に日本車が5車種の快挙 韓国車もランクイン

トヨタの準中型セダン・カローラが昨年、世界で最も多く売れた車両であることが分かった。

(参考記事:韓国の昨年自動車輸出額が7兆円で過去最高に 日本は?

31日、自動車販売集計専門機関「Focus2Move」は、世界162カ国を対象に昨年1年間に販売された自動車数を集計し発表した。韓国メディアもこれを報じた。

その結果、日本車の上位を席巻したことが分かった。トヨタやホンダなど日本車は上位10車種のうち半分を占めた。 トヨタはカローラ、RAV4、カムリ、ハイラックスなど計4つのモデルが上位10位にランクイン。ホンダはCR-Vが上位10位に入った。

Focus2Moveによると、トヨタ・カローラは昨年前年比2.2%減の112万台が販売された。

カローラ/トヨタ

カローラに続き2位もトヨタだった。2位は前年比13.7%減少となる87万1220台が販売されたトヨタの準中型SUVであるRAV4が占めた。RAV4はFocus2Moveが集計した昨年、世界で最も売れたSUVにも名を連ねた。

3位はフォードの主力モデルであり、米国で定番人気を誇る大型ピックアップトラック・Fシリーズが占めた。 昨年の販売量は78万6303台で前年比8.8%減少した。

4位は75万8792台が販売されたテスラのモデルYだった。 続いてトヨタのカムリ(67万6845台)、ホンダのCR-V(60万2675台)、シボレーのシルバラード(59万1594台)などが続いた。

韓国車からは現代自動車のツーソンが唯一上位10モデルにランクイン。8位に名を連ねた。ツーソンは昨年前年比1.2%増の56万5100台が販売された。ツーソンに続き、トヨタのピックアップトラックであるハイラックス(56万4759台)とラムピックアップ(54万5423台)の順だった。

ツーソン/現代自動車

人気モデルの躍進に支えられ、トヨタは全世界販売台数も3年連続で1位を占めた。トヨタは昨年、世界で計1048万台を販売したと最近明らかにしている。

一方で、上位10車種に入った車両のほとんどが前年比で販売量が減ったなか、テスラのモデルYの販売量は前年比88.3%も増加するなど好調ぶりが際立った。

この発表をみた韓国のネットユーザーからは以下のようなコメントが投稿されいている。

「日本車は時代についていけてないとディスられていたが、10位のうち5台・・・国粋ネットユーザーら、ちょっと冷静になれ」
「ハイブリッドと燃費は日本車が最高だ。ガソリンをほんとに食わない」
「・・・国粋車は国粋を抜・・・」
「現代・起亜は…実力で世界に証明しよう!」
「日本の技術であってもハイブリッドは最高」

以上 コリアエコノミクス編集部

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