西武福井店は継続?それとも…杉本達治知事の“直談判”で語った「そごう・西武」社長の考え

 米投資ファンドへの百貨店そごう・西武売却を巡り、福井県の杉本達治知事は2月1日、そごう・西武の林拓二社長と面談し、西武福井店(福井市)の営業継続を要望した。林社長は「地域に愛される店舗として引き続き営業したい」との考えを示した。

 福井市の東村新一市長とともに都内の本社を訪れた。県によると、知事と市長は西武福井店に対するこれまでの行政支援策を改めて説明し、来年春の北陸新幹線県内開業に向けJR福井駅周辺で再開発が進んでいる点も強調した。

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 セブン&アイ・ホールディングスは昨年11月、傘下のそごう・西武を、米投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループに売却すると発表。売却時期は当初、今月1日としていたが3月に延期された。売却によって、福井、秋田、広島の3市にある地方店が維持されるかどうかが焦点の一つとなっている。

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