瓊浦高野球部の暴言暴行問題 元監督ら4人謹慎処分 日本学生野球協会

 長崎市の私立瓊浦高野球部の指導者が部員に暴言や暴行を繰り返していた問題で、日本学生野球協会は1日までに、野球部の元監督ら4人を謹慎処分とした。
 関係者によると、1月31日の審査室会議で決定。元監督らは少なくとも2021年8月ごろから22年11月までの間、暴言や暴行などをしたとされる。
 部員に硬式ボールを当てたり平手打ちしたりしたなどとして、元監督を野球の指導に携わることを禁止する7カ月の謹慎処分。部員の胸部分をつねるなどした元コーチと、練習中に両手で部員の肩を押すなどした現部長をそれぞれ2カ月、体罰を知りながら高野連への報告を怠っていたとして現監督を1カ月の謹慎処分とした。
 同校は「処分に忠実に、真摯(しんし)に対応する。改めて生徒目線での指導に力を入れていきたい」としている。
 同校を巡っては、野球部の他に、バドミントン部など三つの運動部でも体罰が発覚している。


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