全国学校給食週間(24~30日)に合わせ、長崎県諫早市西小路町の市立上山小(有谷孝彦校長、467人)で24日、給食交流会があり、ウクライナから同市に身を寄せている女性2人や大久保潔重市長らが児童と一緒に給食を楽しんだ。
女性2人は昨年9月から、同校など市内の3市立小中学校で外国語指導助手(ALT)の補助員を務めているゴルディンスカ・イリナ(29)さんと、クニャセヴァ・オレクサンドラ(29)さん。ドネツク州出身の幼なじみで、母国では大学などで英語を教えていた。
2人は同市に避難後初めて取材に応じ「自然が多く、きれいな諫早の写真を見て住みたいと思った。(ロシアによる侵攻からまもなく1年となる今)なるべく早く戦争が終わり、友人や家族に平和が訪れるように願う」と話した。
同校であった交流会で、イリナさんは1年生と、オレクサンドラさんは5年生と一緒に給食を楽しみ、ヒジキを使った大豆の磯煮や、サケの塩焼きに舌鼓。「おいしい」と顔をほころばせた。
5年の徳永千奈さん(11)は「日本のような平和で楽しい生活が、世界中でも同じようにできればいいと思う。機会があればウクライナのことも聞いてみたい」と話した。