節目の春へ出番待つ 足利でトルコギキョウ出荷【動画】

卒業シーズンを控え、出荷作業が進むトルコギキョウ=2日午前10時55分、足利市島田町

 卒業式シーズンを間近に控え、北関東有数の産地で知られる栃木県足利市内で、トルコギキョウの出荷作業が続いている。

 華やかで日持ちすることから1年を通し花束などとして重宝され、この時季は卒業式や入学式に向けた需要が多い。

 同市島田町の「フラワーファーム今泉」ではハウス内で20品種を栽培。出荷は昨年11月から始まり、紫と白のパステルカラーが美しい「渚(なぎさ)」や淡いピンクの「グラナスライトピンク」などが所狭しと並んでいる。

 2日もつぼみを摘み取るなど準備が進められ、同社の今泉孝夫(いまいずみたかお)さん(57)は「いい仕上がり。1カ月半から2カ月ほど楽しめるでしょう」と目を細めていた。出荷は夏ごろまで続けられる。

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